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2013年3月18日 (月)

寄り添う

Theatre Graceのmariaです。






いつの頃だったか・・・


まだ私が、プレイバックシアターのことを知り始めて

ほんの少ししか経っていなかったとき。



あるところで開催された

パフォーマンスでの

あるテラーのお話・・・。





幼いころ、

妹さんとお布団でじゃれあって

楽しそうに遊んでいたお話。



もう

かなり年配の女性が

幼いころの

自分と妹さんとのお話。


遠い日の

懐かしい想い出に

笑顔を見せながら

その瞳には

深い深い悲しみをたたえながら

そのお話を語ってみえました。









アクターたちが演じた後、

その女性は

静かに静かに

はらはらと

涙を流してみえました。






コンダクターは

ゆっくりと時間をおいて

静かに

「あなたのストーリーでしたか」

と尋ねました。







女性はただただ

下を向いて

うなずいていました・・・。









最期まで

何があったのかは語られていません。





だけど

そこには

深い深い悲しみが

存在していました。









そして

アクターたちは

ただただ

その光と影のような

彼女の気持ちを

ただただ

演じるだけ・・・。












私たちは

語られる方の気持ちを演じ、

語られた方とともに

そこに存在します。






私たちは

詳しいお話を聴かなくても

ただただ

伝わってくる

お話された方の

その気持ちに寄り添うだけ。




精一杯の想いをこめて

その気持ちに

寄り添うだけ・・・。





私たちが

大切にしたいこと。

それだけなんだと

思います。







プレイバックシアターの役者に

主役も脇役もありません。





私たちは

ひとつになって


語られる方に

寄り添うだけなんだと


思っています・・・。



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